花筐館<秋桜の間>

   
  ブラジル皇帝家 Brazil
  もともとポルトガルの植民地だったブラジルに、ポルトガル王家が戦禍を避け遷都したことが始まり。
当時の国王ジョアン6世はナポレオンの侵攻がおさまり王家がポルトガルに戻った後も、ブラジルに王太子ドン・ペードロ(のちの皇帝ペードロ1世)を摂政として残したが、ドン・ペードロは本国の承認を得ないままブラジル皇帝として即位、諸外国にブラジル独立を認めさせた。
そのためポルトガル王位の継承について王家内で争いが起き、ペードロ1世はブラジル皇帝位を三男ペードロに譲り、ポルトガルへ戻った。
ペードロ2世は長期にわたる在位で善政を敷いたものの、既得権益を奪われた土着支配者層の支持を失い、最終的に軍部クーデターにより王政廃止となった。
  系譜詳細
   
 
ペードロ1世 (1798-1834)(在位:1822-1831) ※兼ポルトガル国王(ペードロ4世)
皇后 マリア・レオポルディーナ (オーストリア大公女)(1797-1826) 第一王女 マリア・ダ・グローリア (1819-1853) ポルトガル女王(マリア2世)
第一王子 ミゲル (1820) 夭折
※ブラジル皇帝即位前に没
第二王子 ジョアン・カルロシュ (1821-1822) ベイラ公、夭折
※ブラジル皇帝即位前に没
第二皇女 ジャヌアーリア (1822-1901) アクイラ伯爵夫人
第三皇女 ポーラ (1823-1833) 早世
第四皇女 フランシシュカ (1824-1898) ジョアンヴィル公妃
第三皇子 ペードロ (1825-1891) ブラジル皇帝(ペードロ2世)
流産 (1826)
皇后 アメリア (ロイヒテンベルク公爵女)(1812-1873) 第五皇女 マリア・アメリア (1831-1853)
愛人 マリア・ベネディタ (カストロ子爵女)(1792-1857) 庶子 ロドリゴ (1823-1891)
愛人 ドミティラ (カストロ子爵女)(1797-1867) 庶子 (1823) 夭折
庶子 イザベル・マリア (1824-1898) ゴイアス女公爵
庶子 ペードロ (1825-1826) 夭折
庶子 マリア・イザベル (1827) 夭折
庶子 マリア・イザベル (1830-1896)
愛人 アンリエット・ジョセフィーヌ 庶子 ペードロ (1829-1902)
ペードロ2世 (1825-1891)(在位:1831-1889)
皇后 テレーザ・クリスチナ (両シチリア王女)(1822-1889) 第一皇子 アフォンソ (1845-1847) 夭折
第一皇女 イザベル (1846-1921) ウー伯爵夫人
第二皇女 レオポルディーナ (1847-1871) ザクセン=コーブルク=ゴータ公子夫人
第二皇子 ペードロ・アフォンソ (1848-1850) 夭折
 
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