花筐館<秋桜の間>

   
  ベルギー王家 Belgium
  初代国王レオポルド1世はもともとはドイツ系のザクセン=コーブルク=ゴータ家の出身であり、独立したばかりのベルギーからの打診を受けて即位した。
なお、家名はドイツの地名に由来するため、第一次世界大戦を機にベルギー家と名乗るようになっている。

第二次世界大戦中から大戦後にかけては、時の国王レオポルド3世の戦時中の動向に批判が集まり、弟のフランドル伯シャルルが長く国王の代理をつとめた。
結局レオポルド3世の復位をめぐって内戦の危機をまねく事態となり、弱冠二十歳の王太子ボードゥアンに譲位している。

初代から男系男子による継承が続いていたが、ボードゥアン1世の時代に長子相続に憲法が変わったため、現在の国王フィリップの次代は、彼の長女エリザベットが史上初の女王となる予定。
  系譜詳細
   
 
初代 レオポルド1世 (1790-1865)(在位:1831-1865)
妃 シャルロット (ウェールズ公女)(1796-1817)
※即位前に没
流産 (1816)
男児死産 (1817)
妃 ルイーズ (フランス王女)(1812-1850) 第一王子 ルイ・フィリップ (1833-1834) 夭折
第二王子 レオポルド (1835-1909) ベルギー国王(レオポルド2世)
第三王子 フィリップ (1837-1905) フランドル伯爵
アルベール1世父
第一王女 シャルロット (1840-1927) メキシコ皇后
愛人 アーカディ (1826-1897) 庶子 ジョルジュ (1849-1904) エピングホーヴェン男爵
庶子 アルテュール (1852-1940) エピングホーヴェン男爵
2代 レオポルド2世 (1835-1909)(在位:1865-1909)
妃 マリー (オーストリア大公女)(1836-1902) 第一王女 ルイーズ (1858-1924) ザクセン=コーブルク=ゴータ公子夫人(離婚)
第一王子 レオポルド (1859-1869) ブラバント公爵、早世
第二王女 ステファニー (1864-1945) オーストリア皇太子妃
のちロニャイ伯爵夫人
第三王女 クレモンティーヌ (1872-1955) ナポレオン公妃
愛人 カロリーヌ (1883-1948) 庶子 ルシアン (1906-1984) テルヴュレン公爵
庶子 フィリップ (1907-1914) ラーフェンシュタイン伯爵
3代 アルベール1世 (1875-1934)(在位:1909-1934)
妃 エリザベット (バイエルン公爵女)(1876-1965) 第一王子 レオポルド (1901-1983) ベルギー国王(レオポルド3世)
第二王子 シャルル (1903-1983) フランドル伯爵
第一王女 マリー・ジョゼ (1906-2001) イタリア王妃
死産 (1917)
4代 レオポルド3世 (1901-1983)(在位:1934-1951)
妃 アストリッド (ヴェステルヨートランド公爵女)(1905-1935) 第一王女 ジョゼフィーヌ・シャルロット (1927-2005) ルクセンブルク大公妃
第一王子 ボードゥアン (1930-1993) ベルギー国王
第二王子 アルベール (1934-) ベルギー国王(アルベール2世)
妃 リリアン (1916-2002)
※貴賤結婚のため王妃と称されず
第三王子 アレクサンドル (1942-2009)
第二王女 マリー・クリスティーヌ (1951-)
第三王女 マリー・エスメラルダ (1956-)
5代 ボードゥアン (1930-1993)(在位:1951-1993)
妃 ファビオラ (モラ伯爵女)(1928-2014) 流産 (1966)
6代 アルベール2世 (1934-)(在位:1993-2013)
妃 パオラ (カラブリア公女)(1937-) 第一王子 フィリップ (1960-) ベルギー国王
第一王女 アストリッド (1962-) 名目上のオーストリア=エステ大公妃
第二王子 ロラン (1963-)
愛人 シビル (1941-) 第二王女 デルフィーヌ (1968-)
7代 フィリップ (1960-)(在位:2013-)
妃 マチルド (デュデケム・ダコ伯爵女)(1973-) 第一王女 エリザベット (2001-) ブラバント女公爵
第一王子 ギャブリエル (2003-)
第二王子 エマニュエル (2005-)
第二王女 エレオノール (2008-)
 
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