初代をのぞく奇数代の藩主夫妻と一族の墓所 (国指定史跡)。

山門入って受付を済ませ、まっすぐ伸びる参道の奥に本堂。本堂手前から右に伸びる道に沿って本堂裏へまわり、案内に沿って奥へ進むと毛利家墓所です。

観光地として石灯籠がずらりと並ぶ参道の写真がよく紹介されていますが、実際見てみると広大さに圧倒されます。この墓域の一番奥に、横一列で3代吉就・5代吉元・7代重就・9代斉房・11代斉元と各夫人の墓塔が並びます。

左右には一族の墓域が設けられていますが、入り口が控えめな感じというか、気を付けてなければ見過ごしそうな感じ。
藩主墓を正面に置いて向かって左、こちらはこんな感じ ―Π の墓域になっていて、奇数代の藩主の側室や早世子女の葬地です。7代重就六男親著(11代斉元の父)など合わせて15名ほどが葬られています。

向かって右のほうも同じく奇数代の藩主の早世子女の葬地です。こちらはやや規模が小さめで、11代斉元女三寿など4名の墓碑があります。

そして藩主家墓域の外、2番目の写真の墓所入り口の門の手前左に、側室や家臣らの墓域と思しきエリアがあります。ここに5代吉元側室伴氏、7代重就側室河野氏、11代斉元側室登和、13代敬親側室花里のものと思しきお墓があります。
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